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猶予1
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―――――っっっ!!!
目を開くとそこは見慣れた天井
見慣れた家具
おれの、へや?
ゆっくりと体を起こして
顔や体をペタペタ触ってみても
何の面白味もない俺の体だった。
へんな、ゆめ、みた?
死んで、神様で、ねがい?
ぐるぐる考えていると
不意に震えだす携帯電話。
着信:長谷川祐介
「っ!ゆう!もしもし!ゆう!大丈夫?
怪我、ない?!ねえ!ゆ「は?何言ってんの?起きてんの?寝ぼけてんの?お前が頭大丈夫?」
「~~~っゆう!ゆうぅぅぅ」
「結城さん、朝のご挨拶言えますか?」
「おはようございます長谷川さん」
「はい、おはよう。んで、なに?どした?
怖い夢でもみた?」
「あんね、死んじゃって、ゆういなくて、
そんで、そんで、」
「なるほどね。とりあえず目覚ますついでに時計見れば?駅で待ってるから。じゃ」
それは遅刻魔の俺へのモーニングコール
はっと気が付いて時計を見る
8:15.....やっばい!!!
いそいで用意を済ませ
飛び出すように家を出た
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