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残された日々2
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ただいま7/26は夜8時でございまーす。
俺の人生は7/31まで。
いよいよ差し迫ってんなー。
なんてほのぼの言える俺、急成長。
ゆうくんとはラブラブだしー?
いっぱい愛確かめあってるしー?
毎日ほんと幸せ。
これが、これからもずっと、なんて続かないから幸せなんだもんなー。
皮肉だよ、ほんと。
ね、こんな皮肉な世界でも
おれはここにいたくて仕方ない。
学校に、つまんない講義に、あほな友達たちの輪に、この部屋に、ゆうの部屋に、
ゆうの、隣に。
ずっと居たくて仕方ないの。
どーしようもないんだけど、
ほんと神様いじわるだなーって。
この世界をこんなに好きになれたのは戻ってきたおかげなんだけど、でもね、やっぱ、俺は消えちゃうんだよね。
なら、こんなに好きにならずに消えてた方が幸せだったんじゃないのかな。
どっちなんだろね。わかんないや。
結局ぐすぐす泣いてる俺。
急成長の前言撤回しまーす。てへ。
なーんてしてたら携帯が歌いだした
着信:長谷川祐介
わーお。ほんとなんでこの人はこんなに俺を見透かしてんのかね。こわいわ。
「もっしもーし!」
「...もしもし?何かしてた?...泣いてた?」
おっと。ほんと敵わないな。
「んーん!ラーメン食べてて鼻でた!」
「ふっ。あ、そ。なあ、あのさ。31日、あいてる?」
息が、止まるかと思った。
「31日?あいてると思うよ!なんで?」
あぁ、ほんとに、もう終わりだ。
「いや、どっか行こうぜ。」
そこで、俺とゆうは、サヨナラ。
「おお!いいね!どっかいこー!!!」
さよなら、なんだよ、ゆう。
「ん。じゃあちゃんと決めんのはまた明日とかで。おやすみ。」
「うん、おやすみ。また明日」
俺は、終わりに向かって、歩みを進めてる
確実に、一歩ずつ。
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