アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
溢れる 1
-
その夜、兄ちゃんが帰ってきたのがもうすぐ12時って頃。
高3だし、今までなら、まあ、まあ、、な、あるよな、そのまんま友達のとこ止まってーーとかも、な?と思ってたけど。
「兄ちゃん...」
あの後奴らとどこ行って何してんだか....。
階段を登る足音がして部屋を出ると、兄ちゃんが自分の部屋に入る所で、なんとなくそのまま、後について部屋に入った。
「あ、直起きてたんだ?あれからすぐ帰ったのか?悪ぃ、一緒に帰れなくて」
言いながら制服をハンガーにかける。
「メシは?」
「食べてきた。えっと、おれ風呂入ろうかな」
んーーちょっと待て、
聞きてー事があんだよっ
オレは兄ちゃんの腕をギュっと掴んだ。
ちょっと戸惑ってる兄ちゃんの顔...オレはまた、見つけてしまった。
首に出来た新しい赤い痕。
なんだよ、もうオレにバレてんだろってか?
だから、そんなみえみえの場所に付けてくんのかよ。
その痕から目が離せない
「どした?なんかあった?」
兄ちゃんの手が...オレの肩にふれて...撫でて...その顔は心配して弟を気遣う優しい顔で...。
オレ...全然ダメじゃん...アイツらと同じラインにも立ってない。
「兄ちゃん...」
腕を回してすがりついた。
どうした?ってポンポンって...まるで、ガキ扱い。
オレの中から沸々と感情が溢れ出してきて
ねえ、兄ちゃんキスってどうすればいいの?
オレ経験無いし...誰かがつけたその痕に口付ければ満たされるんだろうか?
アイツが好き?
それとも...アイツら?
キモチいいのが好きなの?
...オレ...苦しくて...。
「本当に、どうした?」
心配そうな顔
オレの事も男として見てよ.....。
更に強く抱きしめた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 328