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裏切りまで…… 【誠凛領主視点】
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いつの間にか出会っていた二人は、鬼だろうが悪魔だろうが関係なく仲が良かった。
俺と黒子は目を疑ったな。
「まさか、キミ……悪魔と仲が良かったんですか……!」
「そりゃ俺のセリフだ!」
その後だった。喋れない水戸部の意思を理解出来る事が分かったのは。
「……驚きましたね、凛くんの言葉は誠凛でも分からないことがあるのに」
「そうなのか?」
「はい。ボクでも完璧に分かる訳じゃありませんよ」
そして俺達は、水戸部と小金井の為に和解した。
勿論すぐには慣れてくれねえけど、しばらくしたら誠凛全員が仲良くなった。
「なあ、黒子」
俺は唐突に黒子に言った。思いついた、そのままのことを。
「鬼とか悪魔とか分けねぇでさ、一つの領域にしねえか?」
全ては、小金井と水戸部の為だった。
「分かりました。ボクも考えていた所です。頭領に話してみましょう」
そうして、俺達はそれぞれのトップに話してみた。けど、
「そうしたら、他の領域もそうしなきゃならんだろ?赤司と仲良くしなきゃならんのは勘弁してくれ」
失敗した上に、黒子は赤司の手元に置かれ、誠凛には代理とか言う悪魔嫌いが長になった。
「火神くん!」
鬼達は、最初は我慢してたけど仲良くなっちまったのに、今更敵対なんて出来ねえ。
とうとう、俺のところに補佐達が乗り込んできた。
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