アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
アップルの作戦会議
-
伊予の提案が可決されさっそく会議だ!と渋る伊予をひきずって杏樹は帰宅した。
杏樹は自宅なので靴を脱ぎ捨てて階段を駆け上がっていった。
残された伊予は丁寧に彼と自分の分の靴を揃える。
ちらりと二階に続く階段を見やり、溜息をこぼした。
どうやら自分は杏樹の変なスイッチを押してしまったらしい。
面倒なことになる前に興味を別のものに移さなければ。
「よーしじゃあまずは伊予から具体的な案を原稿用紙1枚以内におさめて言ってくれー」
自分のベッドに倒れこんで寛いでいる家主にちらりと視線をやり、あごに指を添えて考え始める。
ここで変なことを言ってしまえばまた拗ねてしまうに違いない。
だったら無理そうなことを言ってゲームの話を振れば全部忘れてゲームをしていてくれるだろうか。
そう思い、伊予は口を開いたのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 31