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アップルの作戦会議2
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「とりあえずさっきも言ったけど赤くなる時のシチュエーションに慣れておけば大丈夫だと思う」
「うーん。人前でるとか会話するときとかか?」
「そう。杏樹は不意を突かれたときに赤面する」
「えっ!?そっそうなのか!」
「現に今も赤くなってる」
ゆっくり自分の頬に手を重ねる。確かに熱い。
納得した杏樹に軽く頷いて伊予は真顔のまま続けた。
「まだ何の覚悟もしていないのに本番が来たら困る。それと同じ状況だと思う。赤面症がひどいだけになおさら影響も出やすい」
「んー…あてられること先に覚悟決めとけばいいのか!」
「それだと無駄に力んで常に赤くなると思う」
ほらまた。指をさされ真っ赤に熟れあがった顔を枕にうずめて誤魔化す杏樹。
本当に訳のわからないときにまで反応する顔だ。
「だったらどうすりゃいいんだよ!」
恥ずかしさのあまりベッドの上で悶え始めた杏樹の言葉に伊予は再び黙り込む。
自分の脳をフル稼働させた結果を、淡々と口に出す。
「何度も体験して慣れるしかないと思う」
「それ解決策になってないじゃん!!」
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