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アップルのひらめき2
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顔をあげて杏樹をみると、予想外の表情をしていた。
ぽけっーっと顔をうっすら赤らめて前方を見ている。
伊予もつられてみると、横を走り去った自転車がそこにあった。
後ろには女子生徒が乗っていて、運転している男の腰に手をまわして騒いでいる。
典型的なバカップルだな、と息をついてもう一度杏樹をみる。
ほう…と熱いため息をついた瞳がきらきらと輝いていた。
なんだか、とてつもなくいやな予感しかしない。
「いいなぁいいなぁ…!ああいうのってマジ青春だよな!うらやましい!俺もいちゃいちゃしたい!!」
よし決めたぞ伊予!
杏樹は好物のチャーハンを腹いっぱい食べた後のときと酷使した満面の笑みを浮かべる。
「俺もああいう恋人できたときに赤面してみっともないことにならないように!練習するぜ!」
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