アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
アップルのレッスン内容2
-
「…手を繋ぐ、抱きしめる、二人乗り、あーん、膝枕…」
ここまでは男どうしでこれやんの?と疑問に思うがまだ理解の範疇だった。
最後に赤く書かれた二文字に彼の世界が停止した。
「きっ…キス…?え?キス…?」
キスとは接吻ということだろうか唇と唇をくっつける恋人特有の行為なのだろうか。
あの俗に言う間接キスとかではないらしい。字面からははっきりとした『キス』のオーラが存分に漂ってきていた。
「おう!やっぱ恋人同士っつったらチューだろチュー!チュー!」
チューチューうるさいネズミか。
まじか、と伊予は今にも倒れてしまいそうな体を腕で支える。
杏樹にとって伊予はただの幼馴染だからこんな簡単に言えるのだ。
伊予にとって、杏樹は。
「まあこれからよろしくな伊予!」
満面の笑顔で言われてしまえば、頷くことしかできないのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 31