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アップルとキス
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「よーし!んじゃあ今日のレッスンなー!…あれ?どうした伊予。やつれてるぞ」
「………なんでもない」
杏樹に振り回されっぱなしの伊予は確かにやつれていたが、気丈に否定する。
だか杏樹は建前の元気をすんなり事実をして受け入れた。
そして今日はどれにしようかな。と鼻歌交じりに選んでいく。
本音を言うとやめてほしかった。回数を重ねるごとにつれ自分が壊れていくのを誰よりも察していた。
このままいくと、恐れていた事態が現実のものになってしまう。
理性が切れ杏樹にひどいことをしてしまう姿を思い浮かべ顔から血の気が引いた。
もしそうなれば、杏樹に軽蔑されることは避けられない。
それだけはどうしても回避したいが、本能を縛り付けるなど中学生の彼には到底不可能なことだった。
悩みに悩む伊予に気付くことなく杏樹は顔をあげた。ちょっと照れくさそうな表情にいやな予感を覚える。
「んーじゃあ、キスいっとく?」
ついにきたか。
疲れ切った伊予にとどめをさす項目が現れてしまった。
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