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(このまま何事もなく、平凡に人生が進んでいくのだろうか…)
そう考えていた時、自分の降りる駅のアナウンスが流れた。ここで降りなければ遅刻してしまうので電車を降りる
人ごみの中に流されながら、俺は改札へと目指した
ーーーーーーーー
俺の通う高校は、駅から歩けばすぐに着く。自分のアパートからを含めるとだいたい片道30分くらい
ちなみに俺は古いアパートを借りて一人暮らしをしている
俺が中学を卒業した後、両親は海外へ転勤することになってしまったからだ
両親とともに海外へ移住する話にもなったが、俺は日本の高校に通いたかったので俺だけが日本に残った
そして学校の近くにアパートをかりて一人暮らし
初めは大変だった一人暮らしも1年経つとだいぶ慣れてきた。
いちばん難しかった料理も今では簡単な料理は一通り作れる
(あの時は苦労をした…)
学校の校門をくぐり、昇降口で上履きと履き替えていると…
「あっ!悠馬じゃんっ、おはよ〜」
元気な声に振り向くとそこには俺の友人、有村(ありむら)がいた
「おはよ有村。雨の日でも、お前は元気だな」
「へへっ!いつでも元気なのが唯一の取り柄だからなぁ〜」
わはは!と笑いながら彼は俺の背中をバンバンと叩く… 痛いぞコラ
有村は高校の時にできた友達で俺よりチビなのに元気で活発な奴。
褒められると嬉しいのか、大声で笑いながら人の背中をバンバンと叩いてくる癖がある
(まぁ、慣れたけど)
叩かれた背中をさすり、有村と他愛もない話をしながら教室の中に入る。
チャイムが鳴り、HRが始まった
そして今日も何事もなく時間だけが過ぎ去っていく…
はずだった。
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