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暗い、暗い湿った何もない空間にただひたすらに殴る音だけが響き渡る…
「うぐっっ…!!」
「おいおい。まだへばってんじゃねえ、よっっ!!」
ここは、学校で使われていない倉庫の中
普段不良の溜まり場になっているそこは今はものけのからで、俺と郷田しかいない
もう何発目だろうか…
郷田が殴る一発一発には結構な重さがあり。俺は殴られる度地面に這いつくばる
もう身体中が痛くて死にそうだ。起き上がることはもうできないくらいに俺はボロボロだった
幸い、まだ骨は折れていないことが唯一の救いだ
「へぇ…、この俺にこんだけ殴られてるのにお前はまだ意識があるのか。はっ!殴りがいがあるってもんだなぁ…」
そういって郷田は俺の胸ぐらを掴み持ち上げ、再度腹に重い一発を食らわされる
「げほっ!!げほっ!!っ…おぇっっ」
口の中に溜まった血を吐き出す
それでも血の味は消えない…吐き気がする
気持ち悪い…
何度も、何度も、殴られて蹴られて…
もうどのくらい経つだろうか
だんだん、俺の意識が遠のいていく…
誰か…
助けてくれ……
そう思った次の瞬間、
急に視界が真っ暗になり…
俺の意識はプツリと途絶えてしまった
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