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「だから協力してねっ!ゆーま♡」
と、彼は輝く満面の笑みを俺に向けた
え、ちょっとまてよ。
「何で俺なの?人間なんて他にもいるじゃん」
「それはね、俺たち人形は最初に精気を吹き込んでくれた人の精気しか受け付けないからだよ。
…他の精気なんて不味くて吐き気がする」
「うぇっ」という吐きそうな表情をするトト
「じゃあ、俺はお前とずっと一緒にいなきゃいけないってこと…?」
「そうだね」
「…リコールは有りですか?」
「無しで。」
「…。」
「…はぁ。一応言っておくけど ゆーまが逃げたとしても俺はゆーまの精気を覚えてる。だからどんなに逃げても居場所はわかるし、すぐに見つけるから。
…逃げたらどうなるか、わかってるよな?」
急に雰囲気が変わってドスの入った声に鋭く俺を睨む赤色の瞳。怖くて俺は固まってしまう
そして何故か郷田のあの姿が頭の中に浮かんだ。
逃げたら俺もあんな感じに縛られて嬲られるんじゃ…
そう思うとゾッとした。そうならないように俺は全てが丸く収まる方法を考えた
(俺は絶対、トトには勝てない)
それは十分承知している。先ほどの怪力や運動能力を見ると天と地の差だ
(それにもし、俺がこいつを放っておいたら…)
間違いなく他の人たちが彼の"遊び"に巻き込まれて苦しむに違いない
(それだけはダメだ。)
…だったら、平和的解決法は一つしかない。
俺の精気をトトに与えて彼を側に置き俺が監視するしかない。それが一番の方法だ
「…わかったよ。俺がお前の持ち主になるから
…で、精気はどうやってあげるんだ?」
俺の答えを聞いて満足したトトは俺の問いに答える
「なんとなく分かるでしょ?こうするんだよ」
「??」
そう言ってトトは、ぐいっと両手で俺の胸ぐらを掴み引き寄せる。そのせいで動いた俺の体は痛みで悲鳴をあげた
「痛っ!!乱暴に動かすなよお前、俺が怪我人だって知ってんのかって……んぅっ」
ちょ、
ちょっとまて…!?
「ンン〜〜!!」
なんで…俺とお前がチュウしてんの!?
…まぁ、なんとなく分かってたけどさっ…!!
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