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三階の空き教室。
ここは廊下の端っこにあって普段は誰も通らないし使わない。この所ならどんな話をしても聞かれないだろう
中に入ると机と椅子が積み上げられすべて後ろに収納されていた
窓側に彼らが立っていて俺とトトは廊下側に立つ
「さて、もう一度自己紹介しよう。俺は浅見陽一
ある私立高校の生徒会長をしている」
サラサラとした黒髪に凛々しく釣りあがった目、ほどよく焼けた綺麗な肌。身長は大きく180くらいありそうだ。
周りにいるイケメンなんて目じゃないくらい容姿がいい
来ている制服は私立高というべきなのか俺の制服より相当品質が良さそう
長袖の水色のシャツに黒いベスト、シワひとつない灰色のスラックスに黒色の革靴
緑のネクタイを首元までキチッと締めて、いかにも生徒会長というか真面目そうなイメージがある。
「そして隣にいる子がロア。君の隣にいる子と同じ人形だよ」
ロアっていう子はトトよりもずっと小柄で140センチ後半くらい、歳は10くらいにみえる
髪の毛はフワフワの茶髪で目は瞳が紫色で可愛らしさがある。肌は色白で唇は桃色
まさに絵に描いた美少年だ
格好は丸い襟のワイシャツに赤のリボン、下は黒の半ズボンを履いていてそれにサスペンダーがあり肩にかけている。足は黒のソックスに茶色の革靴を履いている
「さぁ、俺たちは自己紹介を済ませた。次は君たちが教えてくれないか?」
浅見さんの低くて心地のよいテノールの声が聞こえる
ロアくんは喋らずに浅見さんのブレザーの裾をぎゅっと握っているだけ
「…俺の名前は堺 悠馬(さかい ゆうま)。
それで隣にいるのがトトです」
トトに目をやると相変わらず無言でロアくんを睨んでいる。ロアくんはそんなトトが強いのかプルプルと震えながら浅見さんの後ろに隠れしまった
「堺 悠馬くんとトトくんだね。
突然だけど堺くん、
君は俺の高校に転入して見る気はない?」
「…は?」
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