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次の日の朝、教室に行くと席に座る有村姿があった
側に行くと有村も気づき顔を上げる
「おはよう。有村」
「おうっ!おはよ、悠馬」
ニカっと笑う彼はいつも通り明るい。なんだかスッキリしているように見える
「…昨日のことだけどさ、あれはしょうがねぇよ。
悠馬の家の事情なんだから俺が突っ込めるわけないし
それに、昨日考えてみたけど学校を移るだけで一生会えなくなるわけじゃないだろ?
だから俺は大丈夫だぜ!」
がははっ!と笑いながら肩を組んできた
よかった。有村が元気になってくれて…
なんだか嬉しくて俺も彼の肩を組む
「そうだなっ!会おうと思えば会える!!
俺たちの友情はここで終わるわけないからなっ」
2人で騒ぎながら席に着く。そうだ、どこか遠い外国に行くわけじゃないんだ。会おうと思えばいつでも会えるだろう
昨日の気まずさは忘れ、2人で笑いながら授業を終えていく
昼休みに2人で食べてると噂好きの有村が今日もペラペラと喋り立てる
「そういえば郷田は今病院生活なんだってな。なんと顔面がボロボロで完治するのに1年近く掛かるらしいっ!
箕輪さんたちはなぜか最近大人しいし、ちゃんと授業受けてるっていうから驚きだよな。
何かあったのかね?」
もぐもぐとサンドウィッチを食べながらうーんと悩んでいる有村。
「さ、さぁな…。なんでだろうな」
事情に関わっているが故に話ずらい。すべて1人の少年によって片付けられた出来事なんて
「あの人たち最近ずっと悪いことやってたから罰がくだったんだな。きっと」
うんうんと頷く有村。俺は乾いた笑いしかでない
食べ終わってからも昼休みが終わるまでずっと雑談してた俺たちは次の授業のための準備をする
「よっしゃー!これから5.6限頑張って乗り越えて遊びに行くぞー!!」
「おー!!」
2人して拳を高く上げ、気合を入れて授業にのぞんだ。
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