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「しかし人形師は完璧な人形を作ったが、心までは完璧に作れなかった
それは作れるものではないしな。
だから彼らが危険と言われるのもこれが原因だ。完璧な見た目と引き換えに心は歪みきってしまった
それぞれの人形によって種類は異なるが必ず一つは心に欠点がある。
特に人形師の最高傑作の"人形悪魔シリーズ"は最悪だ。悪魔って名付けるほど心は廃れている
こいつらはベストな対策を考えない限り暴走させた時、下手したら何人死ぬかわからない」
浅見さんは急に黙り込んだ俺に気がつき僅かだが目を見開く
「おい、顔が真っ青だぞ…?どうした「……でした…」え?」
声が震える。見間違いじゃない、トトに初めて正体を明かしてもらった日見せてもらった手首の番号…
「トトのシリアルナンバー…たしかその…人形悪魔ってやつかも…しれない…です…」
「!!」
「確証は無いですけど、たぶん…そうです」
「…トトくんは今までに人間にしてきたことってあるか?」
「不良を数十人を殴って1人は重傷で一年の入院。後は悪戯を少ししたと本人から聞きました」
「…驚いた。君はよく一人でトトくんをそこまで抑え切れたな。殺人衝動とか起こさなかったのか?」
「えっ、いや…それはありませんでした」
痛ぶりたいとはよく聞くけど…殺したいとは聞いたことはない
「…なるほど。トトくんはもしかして、他に生理的欲求があったりする?」
「生理的…欲求…」
そう言葉にだした瞬間、トトとした生々しい破廉恥なことを思い出す。
顔がボッと真っ赤に熱くなる。…まさか…
「その顔だと何か心当たりがあるみたいだな。
珍しいことだけど、たぶん君の思ってるそれがトトくんに満足感を与えて衝動を和らげてくれている。
衝動を抑えるためにも今はトトくんにその満足感を与えてあげるんだ」
まさか…あれを毎日しろというのか…。数日に1回にしようと思ってたのに…
でもそうしないと周りが危ないんだし……しょうがないよな…
「はい、なるべく努力します…」
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