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「!?」
声がする方へ向くと、ふわりと暖かな風が吹いた
廊下から見る教室の中には誰かが立っている
昼の白い光が反射して目を細めた
教室の窓を全開にしているので風が吹き、白いカーテンがふわりふわりと波打っていた
それと同時にサラサラとした白く長い髪の毛が舞う
だんだん光に慣れてくるとその姿がぼんやりと分かってくる
(……女の子??)
そこに立っていたのは白い少女だった
服も
髪の毛も
全てが真っ白だった。
昼の光で照らされているからか彼女の周りにある背景や物が白い
唯一、色づいているのはツーサイドアップされた髪についている二本の赤いリボンだけ
少女はずっと笑顔を浮かべたまま。
口に弧を描き俺をずっと見つめている
そして……ゆ っ く り と口を開け、喋る
「ゆーま!!」
「!!」
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