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1人目は白いシャツと黒いスラックスをはいた、黒髪の若い男性。
シャツのボタンが2個くらい外されていてネクタイはしていない。ゆったりとした格好をしている
髪の毛は普通の長さで天然なのか、少しフェーブがかかっていた。
顔には眼鏡をかけていて、いかにも人が良さそうな優しい雰囲気が出ている。
もう1人は黒シャツに膝丈の白いタイトスカートを履いている、とびきり美人な女性。
金髪に近い艶やかな茶髪を一つに纏め、前髪はキッチリと横に分けられている
シャツのボタンは3つくらい外されており、惜しげも無く大きな胸の谷間を見せていた。
雰囲気はさっきの人と真逆で、恐ろく冷たい雰囲気を醸け出している
「初めまして。僕は普通科を担当する彩野 遙(あやの はるか)と言います
それで、こちらは音楽科担当のゼル先生。」
「よろしくお願いします。」
ゼル先生は俺たち二人を交互に見つめてくる
「今回の転入生は、あなた達2人だと聞きましたが…」
そしてトトに目を止めると、冷たい目をより一層瞳を鋭くさせた。
「…君が、浅見の言っていた人形悪魔シリーズですね」
「……。」
トトも顔を上げ、無表情で先生を見つめている
お互い見つめ合ったまま、動かない。
まるでお互いを探り合っているかの様な感じだ
「…なるほど。多少は自制心が効くようですね
隣にいるパートナーのおかげでしょうか?
あのクズと違って安心しました。」
ゼル先生はトトから視線を外し、名簿を持つ。
「では教室に案内します。着いて来なさい」
そう言って身を翻し、コツコツとヒールを鳴らしながら職員室の扉へと向かっていく。
「じゃあ、俺行くね。また後で」
トトはバイバイと小さく手を振った後、ゼル先生の後をついて行ってしまった。
2人が出る様子を見ていると、担任の彩野先生がフッと笑い俺に話しかける
「じゃあ、僕たちもそろそろ教室に行こうか」
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