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先生と廊下を移動している途中、先生からある物を受け取る。
「なんですか?このバッチ…」
何かの模様が施された四角い金色のバッチ。
そのバッチの下にはリボンがちょびっと出ている
「これはね、音楽科にパートナーがいる人が付けるバッチだよ。
表面では特待生が付けるバッチだと言われているけどドールの件で関わっている人が見ると、このバッチはオーナーである証を示しているんだ」
オーナーである、証?
「まぁ簡単に言っちゃうと、ドールの件に関わっている人間を識別するためのものってことだね」
「あー、なるほど。」
だからこれを付けなきゃいけないのか。
先生に指示されて胸ポケットの近くにそのバッチを付ける。
その後も長い廊下を歩き、先生はある場所で足を止めた
「はい、着いたよ。
ここがこれから君の過ごす教室」
目の前にあるのは彫刻が掘られた大きな木製の扉。
そこに銀の金属プレートが貼り付けられていた
プレートには"Cー2"と刻まれている。
「2学年はAからGまであって全部で8クラス。
1クラスに50人くらいの生徒がいて、その中でバッチをつけているのは約25人。
ほぼ半数の人がこのバッチをつけている」
「え、そんなにいるんですか…!?」
思っていたより人数が多くて驚く。
「うん。だって全部合わせると4000体くらいのドールがいるんだよ?そのくらい普通だよ」
その言葉に唖然とする。
まさかそんなにいるなんて思わなかった
「まぁ、他にも色々話したいことはあるけど、実際に過ごしていれば分かることだから大丈夫。
もし何か困ったことがあったら遠慮なく相談してね」
そして彩野先生はドアノブを掴みニヤリと笑いながら俺の方へ向く
「それじゃあ………準備はいいかな?」
「はい。」
覚悟を決めたそれを合図に先生はドアノブを引いた。
「はーい。皆さん、おはようございます」
扉の向こうはひかりで何も見えない。
(緊張感する……)
俺は新たな環境にドキドキと胸を高鳴らせながら教室に足を踏み入れた
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