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「陽さん、陽さん、陽さん、陽さんっ!!」
教室に戻り授業を受けた後、俺は早速陽さんにこの事を訪ねた。
「そんなに言わなくてもわかってるけど。
どうした?」
ちょうど彼は机の上に置いてある教科書を片付けていた
俺は陽さんの机を両手でバンッと叩く
そしてズイッと顔を近づけて陽さんと至近距離の状態で話す
「あの、人形って傷ついてもすぐに治っちゃうんですか?」
「うん。」
あっさりと頷く彼に俺はやっぱりと思った
近づけた顔を遠ざけて前の空いている席に座る
「そうですよね……」
「ああ、ドールはオーナーが命の源である人間が死なない限り生き続けるぞ。
何度壊そうとしてもまた元どおりに戻ってしまう
そうゆう造りになっているからな」
陽さんはそう言いながら、トントンと教科書を整えてそれをかばんの中にしまう
「で?」
「…はい?」
今度は陽さんが俺の顔に近づいて俺の様子を伺う
「その顔は何かあったんだろ。
またトトの件で悩んでいるんじゃないか?」
え?俺どんな顔してた??
すると突然陽さんが俺の眉間をグリグリと押してくる
「いて、いてててっ!!」
な、なんだ!?どうした陽さんっ!!
「お前は気づいてないみたいだが、さっきから顔が険しすぎだぞ
悩んでるのバレバレ」
パッと指を離し俺を見る
「ほら、俺に話してみろ。
俺にできることなら相談にのってやる」
「よ、陽さん〜〜〜っっ」
俺は優しい陽さんに感動し、彼に昼休みの件を事細かく話したーーーーーー。
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