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すると、寝室のドアをガチャリと開ける音が遠くから聞こえた
「あ……。トトが起きたかも
陽さん、一度電話切りますね」
「わかった。じゃあ、学校で会おう」
「はい。失礼します」
ピッと電話を切る
静かだがコッチに向かってくる音がする
胸がドキドキと騒いだ
手に持っている携帯を力強く握りしめて、そこから手汗が滲む
(なんだろう、妙に緊張するなぁ……)
俺はこれから開けられるであろうリビングの扉を一点に見つめる
そして
ガチャリ……
リビングの扉がゆっくりと開けられたーーーーーー。
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