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心配性
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「ただいまー」
って誰もいないか。
兄ちゃん、仕事だしな。
とりあえずソファーに座りくつろぐことにした。
「はぁー、今日も疲れたなぁ…」
…でも、なんかいつもより充実してた。
藤川さんにも会ったし…
ぽけーっとしてると後ろから声がした。
「ん、おかえり、佑祈」
「へ?あ、兄ちゃん…ただいまー」
ビックリして間抜けな声が出てしまった…
兄ちゃん、足音もなく来るからいつもビックリするんだよなぁ…
「どうした?ぼーっとして、熱でもあるのか?」
と、近くによってきて僕の額に手をやる。
「心配しなくても大丈夫だよ、考え事してただけ」
僕がそういうと兄ちゃんは額から手を離した。
「そうか…、根詰めすぎるなよ」
「うん」
兄ちゃんは心配性だ。
子供の頃からずっと………。
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