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あっぶないあっぶない
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「妖なのk・・・」
「無論、妖ですよ?」
俺の言葉を遮って帰ってきたのは想像以上にショックの大きい返答だった。
リヴィの顔をみるといつも通りの緩い顔にもどっている。
それが逆に怖かった。
俺は声を絞り出してリヴィに話しかける。
「お前も・・・、俺の妖力喰うために俺をここまで騙してきたってのかよ」
「我が主、なにか誤解されているようですが――――――」
「うるせぇな!どいつもこいつもそんなに俺の妖力を吸いたのかよ・・・クソッ!!勝手にしろ!!!」
今度は俺がリヴィの声を遮って怒鳴りつける。
もう、たくさんだ。
俺は毛布を深く被った。
「主・・・。申し訳ありません、私の説明不足でした。」
深々と頭を下げているのが音で分かる。
「主、今から言うことはどうかご内密にお願いします」
そういうとリヴィはまるで語り部のように話し出した。
「主の身体は普通の人間とは少し異なっているのです」
「え?」
俺は毛布から少し顔を覗かせてリヴィの顔をみる。
リヴィの顔は真剣そのものだった。
「主の身体に流れる血、肉、精液、だ液。そのすべてが、かなり強力な妖力を含んでいて妖はそれを狙い襲ってくるのです」
「他の人間の数倍旨そうだしな」
口添えするように横から入ってきたリュウがいきなり俺にキスする。
「んっ!なっ、なななななななにすんだよ!?」
リュウはそばにおいてあった俺の部活用の鉄アレイをまるで幼児用のボールを扱うようにヒョイと持ち上げた。
そのまま握っている手に力を込める。
結果
鉄アレイは粉砕しました。
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