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指摘される
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「ねぇねぇ、拓真きゅん」
「次その名前で呼んだら足をへし折るぞ」
「サーセン」
「何の用だ」
「あっ、話聞いてくれるの!? 嬉しいなぁ! 拓真ぴょん!」
「次アホみたいな呼び方をしたら首をへし折る」
「く、首!? 人間の急所だぞ!?」
「早く話さなければ手首をへし折る」
「拓真ったらどれだけ俺の身体を折りたいんだよ! 俺は折り紙じゃないぞっ!」
ぷんぷん! という効果音を出すように怒るコイツ。
さっさとコイツから解放されたい僕は、早く話をしろと奴を急かしている。
「いいから、早くしろ」
「は、早くしろだなんて...拓真...誘ってるのか...?」
「耳引きちぎってやろうか。 聞き間違いをする耳なんて耳の役割果たしていないだろう?」
「都合のいいように解釈してごめんなさい! あだだ! マジで引きちぎろうとしないでっ! はっ、話っていうのは、なんで拓真は俺の名前呼んでくれないの? って話で...いだだだだ!!! 話してるときは離して!」
「名前...? 江頭だったか? 下の名前は2:50だよな」
「それ別の人!!! 本名の下の名前が時間だとか意味わかんねーだろっ!!」
「その時間に生まれた記念としてのつけた名前だろう。 よかったな。 いつでも自分が生まれた時間がわかるぞ」
「何がいいのか全くわからないけど!? 俺の名前は、江本修哉だってば!! 最初に会った時に名乗っただろ!? お前とかじゃなくて、気軽に修哉って呼んでくれよ!」
「お前」
「...あ、でもよく考えると、お前って呼び方......熟年夫婦みたいでイイな...」
「江本」
「苗字呼びッッッ!!」
ジーザス! なんて言葉を天に向かって叫ぶ江本を僕はスルーすることにした。
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