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知りたくもない性癖を知る
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「拓真っ!」
相変わらず僕に突進してくる江本を軽く避ける。
江本は僕の後ろにある壁に激突していた。
「避けるなよ!」
「お前に触れられたくないうえに痛そうだから嫌だ」
「あ、拓真もダメージくらうという発想がなかった」
修哉うっかりうっかり☆
舌をぺろりと出して茶目っ気溢れるようにそう言う江本。
見ていてとても苛立つ。
「殴っていいか?」
「なんで!? あっ、でも拓真になら殴られるのもいいかもしれないな......」
「.........」
ド変態でストーカーなうえにコイツはドMなのか。
グーにした手を思わず下げてしまった。
「拓真? 殴っていいんだぞ? ほら! いつもやってるみたいに遠慮なく! さあ! さあ!!!」
「断る」
ギラギラと光る江本の目は言っている言葉の本気さを表していてかなり引いた。
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