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安心する
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「たーくまっ! おはよう!」
次の日、江本は変わらぬ明るい笑顔で僕のことを迎えてきた。
僕は何故か、その笑顔を見て心底安心した。
「拓真? 昨日の放課後、俺が会いに行かなかったからってそんなに不貞腐れんなよーっ! ごめんごっ☆」
「......」
「拓真...? どうかしたか?」
「心配、しただろうが...」
江本の近くに寄り、江本の服を掴んでそう言う。
江本はすごく動揺した様子で僕のことを見てきた。
「えっ、えっ、拓真...!?」
「......」
「......え、えと......ごめん...な?」
そう言いながら、僕の背中をさすってくれる江本の手は暖かかった。
「ん......
許さない」
「ファッ!?」
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