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荷物を持ってもらう
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担任に頼まれ、僕は今、職員室にクラス全員分のノートとファイルを届けに行っている最中だ。
一クラス40人いるため、たかがノートとファイルでも40人分は流石に重い。
せめてノートとファイルをわけて、僕ともう一人誰か運ぶのを頼んでもらいたかった。
「拓真ー!」
そんな忙しい時に江本が現れた。
タイミングがいつもばっちりだなコイツ。
さすが僕のストーカー。
「僕は急いでいるんだ。 用があるなら後にしてくれ」
「うっわ、すごい量持ってんな......よし! 俺、手伝う!」
そう言ってから、僕の持っているファイルを勝手に奪う江本。
なんだ、優しいじゃないか。
...いや、待てよ...。
この前の忘れ物の前例もあるな......。
「......何が望みだ」
「えっ、親切にしたのに警戒されている!? いや、まあ、望んでいることといえば拓真とラブラブイチャイチャすることだけどそんな何か貰おう! と思ってはやってないぞ!?」
「お前は本当に正直者だな。 ラブラブイチャイチャは一生...いや、来世でもするつもりはないが、飴ならやろう」
「飴がお駄賃に定着している!!! くっ...拓真から貰える物はなんでも嬉しいけど...! イチャイチャラブラブ...!!!」
「先行くぞ」
「ああっ! 待って拓真! ってかこれ何処に運ぶんだ!? 拓真!? 拓真ーー!!?」
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