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何をするか決める
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江本が持ってきてくれたコーヒーに大量の角砂糖を入れながら、僕は江本に話しかけた。
「成り行きでお前の家に来たが...何をするんだ?」
遊ぶなどと言っていたが、もっと具体的に言うとどういうことをするのだろう。
僕にはそれがよくわからなかったので、江本に聞いてみたのだ。
「えーと...そうだな...あっ、ゲームとか!」
「僕はゲームをやったことがない」
「...マジで?」
「暇なときは本を読んでいるからな」
そう返答をすると、江本は突然立ち上がって熱く語ってきた。
「それは人生の三分の四くらい損してるぞ拓真!!!」
「分数おかしくないか」
「それだけ損してるってことだっ! よし、じゃあゲームをしよう! 拓真! 取り出そうとしている教科書と問題集なんてしまえしまえ!!! 遊ぶぞー!!!」
なんだか火に油を注いでしまったようだ。
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