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レクチャーを受ける
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「こうやって持って、右手はこの丸い四つのボタン。左手は十字のボタンを押すんだ」
ゲーム機の持ち方を江本から聞き、それ通りに僕はゲーム機に手を添えた。
ゲーム機とは、随分小さいんだな。
「それで、このゲームは...」
その後、ゲーム内容のレクチャーへと移る。
相変わらず江本の説明は分かり易かった。
「そうそう! 流石俺の拓真! 飲み込み早いな!」
「お前のではない」
江本は僕の後ろに回って、僕を包み込むような体制になりながら教えてくれている。
僕が間違えたところや、口の説明だけではわからないところなどは、僕の指に江本の指が添えられ、僕の指の上で江本が操作をする。
マンツーマンだと確かにこの教え方がいいとは思うが...やけに近くないか?
「わかった。 ありがとう江本」
早くこの体制から逃れたかった僕は、急いでゲームの操作方法とルールを頭の中に叩き込み、返事をした。
すると、僕の思いを知ってるか知らないかはわからないが、江本は「んー...」なんて曖昧な返事をした後、
僕をしっかりと抱きしめてきた。
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