アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
悩む
-
「なぁ、拓真〜。 そんなにも怒らないでくれよ?」
「.........」
「拓真〜?」
江本の家であったあの一件以来、僕は江本と口をきいていない。(というか、僕が一方的に無視しているだけだがな)
怒っている...というのも勿論ある。
しかし、一番は...
「拓真ー」
...何故か、こいつの顔を見ると、顔が熱くなるのだ。
特に気温が高いわけではないのに、何故だろう。
僕は、江本のことを友達だと思っているのではないのか...?
...いくら考えても、わからない。
「拓真?」
小首を傾げてこちらを見てくる江本。
どきりと心臓が跳ねる感覚がして、急いで視線を逸らす。
「ううっ...拓真に本格的に嫌われたぁ...鬱だ死のう......」
「江本...」
「! やっと口きいてくれた!! どうしたんだ!? 拓真!」
「少し...距離をおかせて欲しい...」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
49 / 224