アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
距離をおかれる
-
「え...?」
突然、拓真から「距離をおかせて欲しい」と言われてしまった。
そう言う拓真はそっぽを向いているので、表情が見られない。
「...わ、悪かった! ごめん! 家でやったこと、そんなにも拓真が嫌だったってことに気付かなくて...!」
「違う」
「...? じゃ、じゃあ、盗撮したことか!? それとも、私物を盗んだことか!? 体育のときに脱いだ制服の匂いを懲りずに嗅いだことか!? それとも、拓真が購買で買ったパンを見て同じパン買って食べてお揃い気分を感じたことか!?」
「...そんなことしてたのかお前......」
「アッ! しまった墓穴掘った!!」
てっきり全部バレてるかと思ってた!!
「...全部違う」
しかし、否定された。
じゃあ一体...なんだと言うんだ...?
「僕の、問題だ...」
ポツリと呟いてから、拓真はこちらを一度も見ないで去って行った。
拓真の......問題......?
どういう意味なんだ...?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 224