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愛を語る
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「酷いフリ方をしてしまった。 あんなことしてよかっただろうか...」
「いいんだよ拓真! 俺と拓真の愛の邪魔をしてきた不届き者なんだからな!」
笑顔でそんなことを言ってくる江本。
僕とあの女子の間を邪魔することができたうえにあの女子を撒き、僕と付き合うことになれて浮かれているのだろう。
「...江本は僕以外には辛辣だな」
「えっ、そうか? これが普通じゃね?」
わかっていないところがまた更にタチが悪い。
「普通ではないと思う。 ...だが、僕に優しいところは...その......好きだ」
「......」
「......江本...?」
「やっぱり結婚しようぜ拓真...我慢できない......」
「無理だと言っているだろう」
人の話を聞けないのかこいつは。
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