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説得する
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「...とりあえず、授業中にストーカーするのはやめろ」
「無理だ!」
「少しは考えてから否定しろ! 折角頭がいいのに授業に出なければ意味がないだろう!?」
「授業なんかより拓真の方が大切だ!」
「え、江本...お前...そんなにも、僕のこと.........って、なると思ったかこの大馬鹿者め! 」
「ヒイ! ごめんなさい! なると思ってましたごめんなさい!!」
「これから授業中にストーカーなんてしたら、一週間口聞かないからな!」
「死刑宣告!?」
「お前の命はあっさりと落ちるんだな...距離をおいている時よく生きていたな?」
「うむ。 俺自身奇跡だと思ってる」
「言っとくがあれが普通だからな」
「ぐうう...っ! ...拓真のためなら...授業中にストーカーすんのはやめる...」
やっと納得してくれた江本に、僕は心の中でほっと安心する。
僕のせいで欠課数が多くて進級できないなどと言われたらたまったものではないからな。
「つーか、拓真が俺のこと心配してくれんのめちゃくちゃ嬉しい...!」
「は? 誰が心配なんて...」
「だってそうだろ? 俺に授業を受けろ! っていうことはさ!」
江本はどう転んでもポジティブに取るようだ...。
否定するのも面倒くさい...。
「...さっさと帰るぞ」
「あっ、待てよ! 拓真ーっ! ツンデレ!? ツンデレなのかー!?」
「うるさい」
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