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苦悩する
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授業中の拓真をストーカーしてはいけない。
その決まりを守るのは辛かった。
授業中の拓真を見るって言うのも確かに目的の内だし、授業中拓真がわからない問題の答えを教えてあげるのも目的の内に入る。
しかし、一番の目的は...
「ねぇ、片瀬くん〜、ここわからな 「やあやあマイスウィートハニー☆ 今の所の授業どうだった!?」
授業が終わった途端に拓真に話しかける不届き者のガードをすることである。
授業中ストーカー出来ないとなると、授業が終わったら速攻で拓真のところに行かなければならない。
同じ階に教室はあるのだが、拓真のクラスと地味に遠いところが痛い。
「江本...!? この教室に来るの随分早かったな...。 お前、まさか...授業中に...」
しかも拓真にはこうやって疑われてしまう。
更に女子どもの刺すような視線が相変わらず俺の背中にぶっ刺さってくる...。
「授業中には来てねぇよ! 拓真に会いたくて終業のチャイムが鳴ったら猛ダッシュで来ちゃっただけだぜ☆」
「いつも共に下校しているのだから、放課後に会えるだろう...」
そう言いながらも、拓真は少し嬉しそうな表情をした。
あっ、うん、やっぱ来てよかった。
マイエンジェル拓真。
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