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絶望の淵に立たされる
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僕は完璧でなければいけない。
完璧じゃない僕なんて人としての価値は0に等しい。
親にはいつも期待されている。
『貴方はできる子なんだから、これくらい簡単よね?』
『期待しているぞ。 悠斗』
そう言われ続けた僕が!
成績で負けた...!!
廊下に貼られた順位表を見上げながら、僕は一心不乱に1位の野郎の名前を確認した。
"江本 修哉"
僕を絶望へと真っ逆さまに叩き落としてきた奴。
僕はその日からまた勉学に励んだ。
ずっとずっと、寝る間も惜しんで勉強をし続けた。
しかし、次も結果は変わらなかった。
またしても2位だ。
"江本 修哉"
1位にはいつもその名前が躍り出ていた。
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