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電話をする
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「拓真ーー!!! 無事かーーー!?」
拓真の家のチャイムを押す時間さえもどかしい俺は、拓真の家に着くやいなや拓真の家の扉を開け放ち、大声でそう問いかけた。
家の人に迷惑がかかるだなんて考えが生まれなかった。
大声を出したその後すぐに携帯の電話の着メロが流れ出した。
あ、拓真だ!
「拓真! 無事か!?」
『うるさい...電話にまで大声で話しかけなくても聞こえている。 あと、近所迷惑だから大声を出すな...』
「わかった......これくらいの声で...いいか......?」
『何故小声になる。 普通に話してくれ...げほっ、げほげほっ』
「拓真...!」
『...すまない、咳が酷くてな...。 玄関にいるんだろう? 体がだるくて動きたくないんだ...けほっ...悪いが、僕の部屋まで来てくれないか...?』
「2階の右隣三つ目の部屋だな!」
『知ったかぶりをするな。 僕の家には玄関までしか来たことないだろ...2階に上がったらすぐ左手にある部屋だ』
「うお! 惜しい!」
『惜しくない。 2階しか合っていないぞ。 ...待ってる』
最後に優しくそう言われた後、電話が切れた。
"待ってる"...って...
可愛いなこの野郎!
なになに!?
昨日のデレ続行!?
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