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池田先生
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翌日。
看護師さんに起こされてちょっとした検査を受けた後担当医のところに行くことになった。
なんか…緊張する。
男かな?女かな?
どうせなら女の人がいいな。
わざわざ男に診てもらいたくもない。
まぁ顔が見えない分いろいろ想像できるから楽しみっちゃ楽しみだけど。
実際どんだけブスでも僕にはわからないからね。
てか、僕ってこんな性格だったっけ?
あいつが出て来ない分僕があいつに近づいてる気がする。
…………気のせい?
「北川友希さーん。どうぞー。」
「はい、車椅子動かしますねー」
「あ、お願いします。」
担当医どんな人だろ。。。
「はーい、友希君おはようございます。担当の池田です。これからよろしくねー」
「こちらこそよろしくお願いします。…………え、池田先生ってもしかして」
いや、そんなはず…でも声も一緒…
「あ、そうですよー君のお母さんの担当でもあり、よくお話してたあの池田先生でーす」
「…………親子共々よろしくお願いします。ところで今母に変化はありましたか?」
「いんや。全く。あーでもそろそろ目覚めるかもね。」
え、母さんが目覚める…?
「本当ですか!?いつ分かったんですか!?」
「いや、分かったんじゃなくて勘だよ」
「…………は?勘?」
「そ、勘」
この人医者だよな?
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