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トモダチ
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「…俺さ停学くらっててさやっと今日学校に来れたんだよね。だから…言い訳に聞こえるかもしれないけど…お見舞い行けなくてごめんな。あの時助けてやれなくてごめん。退院…おめでとう。」
龍斗くんは恥ずかしそうに、でも悔しそうに話してくれた。
龍斗くんのせいじゃないのに…
「…いいんだよ。だって全部僕が悪いんだから…龍斗くんありがとう。。。ねぇ…友達になろ?」
俯く彼の手を取る。
その手は大きくてしっかりしてるはずなのに震えていた。
「…いいのか?俺は…友達なんかになってもいいのか?」
「なにそれ!いいんだよ?今から僕らは友達ね!」
「…ともだち…友達…友達…トモダチ…」
ブツブツと嬉しそうに呟く。
もう手は震えていなかった。
「…あの龍斗が嬉しそうだ…」
「明日は槍がふるぜ…」
「あの鉄仮面がにやけてる…」
「お前等コロス。」
「おい、言ったの誰だよ~」
「謝れよー」
「鉄仮面でも笑うよ~」
「…最後だれ?」
『あいつです。』
「…え!?お前等俺をすてるのか!?」
『ワタシ ニホンゴ ワカリマセーン』
「…お前をコロス。」
「嘘~!?ぎゃーー!!嫌だー!!こいつ!こいつも言ったよ!?」
「…な!ばっか、お前!!俺を巻き込むな!」
「お前も追加…」
「いやだーーー!!!誰かー!!」
まだギャーギャーやってるのを眺めながらこのクラスで良かったと思う自分がいた。
「…まだ変われるかな?」
「「まだいけるさ~」」
「え!?いつからいたの…?」
「龍斗の~」
「俺さ停学くらっててさ…」
「「からだよー!」」
「始めじゃん!?」
中村ツインズに聞かれてたとは…
めっちゃ恥ずかしい。。。
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