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罪
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「ところでさー」
「もうしたの?」
「「こ・く・は・く♡」」
中村ツインズは僕の両サイドから詰め寄ってきながら耳元で囁いた。
告白?
「え。誰に?」
「「え?うそでしょ?」」
?
2人はありえないという表情でこちらを見つめてくる。
誰に?僕が?え。どゆこと?
2人はコソコソと
『うわ~…あいつ気づかれてないよ…』
『一番可哀想なやつだよね…』
とか話してる。
?
何が可哀想なんだろ?
え。告白って罪の告白?
なんかしたっけな…
「ねぇ僕何か悪いことしたの?」
「「わるいこと…」」
「悪いことっていうか…」
「可哀想なことっていうか…」
2人は気まずそうにしてる。
だから何が可哀想なこと?
心当たりがないんだけど…
「ずばり!君の罪は…」
「罪は~?」
「「鈍感すぎる罪~!!」」
「……は?ど、鈍感すぎる罪?」
「「そうなのです!!」」
なんの罪だよ…
2人はまたコソコソと
『あの龍斗が友達になろうっていったのに…』
『あの龍斗が笑みを浮かべたのに…』
『『なんで気づかないかなぁ?』』
龍斗くん?
なにかしたっけ?
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