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正岡子規
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クラス全員分の好きな人物をやり終わり授業は終了
後はいつも通り寝たりしゃべったりご自由にって感じ。
だからカバンからマイ枕を取り出していたら隣の席から声が聞こえて、
「お前は誰が好きなの?」
「え?僕?」
コクコクと頷く彼、龍斗くんは若干頬が赤い気がする。。。
気のせいかな?
「んー僕はねぇ…正岡子規!!」
「………だれ?」
「え!知らない!?あの『柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺』だよ!」
「…知らない」
えぇっ!!あの子規さんを!?
「正岡子規はね愛媛県松山市出身の俳人で夏目漱石とも友達だったんだよ!ちなみに夏目漱石が松山で教師をしてたときには子規の家で暮らしてたんだ。そのときに作ったのが『坊ちゃん』だよ!それで特に有名なのが死ぬ直前に詠んだ『糸瓜3句』と呼ばれる三つの句で----」
やっとしゃべり終わったら龍斗くんは真っ白だった
「ちょ!大丈夫!?真っ白だよ!?え?!」
「は、はは…はは」
「多分龍斗は好きな人が知りたかったんだろうね…」
「ね。。。あいつ馬鹿だからこの流れで人物って言ったら歴史上人物だとおもわなかったのかな…」
「「ほんと…馬鹿だろ…」」
「龍斗…大丈夫かあれ…」
「大丈夫でしょ…てか別に心配なんてしてないし…!」
みんな僕らに隠れて何か話してる。。。
聞こえない。聞きたい。聞きたい。聞こえない。聞きたい。聞きたい。聞きたい。!!
でも聞けない…
今は龍斗くんが優先だよね!!
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