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彼氏と彼氏 05
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昨日も思ったけど、意外なことに芦川さんは行為をしっかり見てる。
恥ずかしくて目が離せないのか興味津々なのかは分からないけど、じーっと焼けるような視線を感じる。
顔真っ赤のくせに。
そこに芦川さんの性欲を垣間見てるみたいで、超ぞくぞくする。
この人も、男なんだ。
「ぁふ……」
「――はい、おしまいです」
「え?あ……」
ちゅぽっと音を鳴らしながら指を口から引き抜く。
名残惜しそうな目しちゃって。
ほんと、たまんない。
「これはただのご褒美です。手ぇ洗ってきてください」
「あ……」
「…イチャイチャは向こうでしましょ」
ソファを指差すと芦川さんはドタバタとリビングを出てった。
ベランダからのぽかぽかした日差しは暖かいを超えて暑い。
からら、と勝手に窓を開けると5月の爽やかな風が吹きこんだ。
すっかり初夏だ。
と同時に今が休日真っ昼間だってことも思い出した。
しかもまだ午前中。10時半。
はー……セーブしないとだよな。
エロいこと無しでイチャイチャしたいのも事実。
でも、触りたいのも事実。
俺に触られて、喘いで、また俺しか見えなくなればいいとか思ってる。
悶々。頭の中がぐるぐるする。
無い頭をフル回転してもベストな答えは出ない。
はぁー脳内まっピンク。
サカった彼氏でごめんね芦川さん。
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