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恋慕と秘密 01
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◆
夕飯は芦川さんちでカップ麺を食った。二人で一緒ならなんだって美味い。
「あんまり遅くなるといけないから」って言われて、俺は渋々19時頃帰宅した。
別れ際は、そりゃもう寂しくて濃厚にキスした。
うっかりまた襲いそうになったが耐えつつ、腰痛めてる芦川さんを更に足腰立たなくさせる程度にキスした。
明日は昼からバイト。
ランチだけなので、夕方出勤の芦川さんとは丁度入れ違いになってしまう。
彼は俺に合わせてシフト組んでるらしいけど日曜はなかなか被せられないらしい。
風呂に入ってベッドに転がる。
と、ヴッとスマホが震えてラインが来た。
相手は見なくても分かる。
+++
『芦川です』
+++
超短い。そして敬語。
そっちから先に送ってくださいって言ったの覚えてくれてたみたいだ。
あんまこういうのしたことないから緊張するなって言ってたもんね。
すごく必死に考えてこれ打ったのかなぁって思うと胸がきゅんってする。
――カシャ
芦川さんからの初ラインをばっちりスクショ。
俺ほんとキモいな。
はー……もう、会いたい。
ぎゅって思いっきり抱き締めたい。
+++
『和真くんです(笑)
明日、交代のときちょっとだけでもバックで話せると良いですねー』
『混まないといいな。オレも早めに行って待ってます』
『楽しみにしてます!』
『オレもです。
和真くんに早く会いたい。
なんか、文字にすると恥ずかしいね。
おやすみなさい』
+++
ああぁぁあ、もう。
ラインですら芦川さんは俺の心を的確に撃ち抜く。
じたばたと勝手に足が暴れて頬が熱くなる。
「おやすみなさい」と文字でも言葉でも返事して枕に顔を埋めた。
次にまたちゃんと会えるのはいつかな。
また週末かな。泊まれるかな。はーキスしてぇ~…。
次は、もっともっと甘く優しくセックスしよう。
ああ、寂しいけど幸せ。
芦川さんを想って眠りについた。
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