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男装姉ちゃんの真実。
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シーン……
あれ……全然返事がかえってこない。
いつもだったらコスプレに食いついて、すぐ開けてくれるのに。
おかしい……
ちゃんと家にいたし、ずっと自分の部屋にいた。
……これってノックしたし、入っても良いよな?
恐る恐るドアノブに手を伸ばした。
ガチャッ
ゆっくり扉が開かれた。
いつもの5倍はゆっくりだ。
怖い。という気持ちを抑えて扉を全部開いた。
すると驚きの光景が待っていた。
「居たんだ。ちゃんとノックしたの?」
「あっ……お邪魔してまーす。」
目の前には押し倒されて淫らな姿になった姉ちゃんと、その姉ちゃんに股がって上半身裸のいつ襲ってもおかしくない状態の男の人がいた。
この状況って……なに……?
俺邪魔しちゃった……?
恥ずかしいコスプレをしているのも忘れて、ポカーンと立ち尽くしていた。
「あれ?真?どうしたの?」
姉ちゃんに話し掛けられても固まったままだった。
「……まこと……?凄いなんか男っぽい名前の女の子だねぇ。」
「は?こいつ私の弟。男だよ。」
「ええーーーー!!マジでっ!?」
ビクッ
煩い男の人の声で固まっていたのが解かれた。
……この男の人なんなの?
上半身裸だし、煩いし、姉ちゃん押し倒してたし!
「だっ……誰ですか!?」
あまりにも焦ってしまい、少しきつめに言ってしまった。
「んー?俺?高校生」
「じゃなくて!姉ちゃんの何って聞いてるの!」
生半可な返事で返してき、少しイライラする。
ちゃんと答えて欲しい!
「えっとねえ……お友達。」
お友達って……
「お友達がこんな事するかああ!」
とうとう、イライラが限界にきたので怒鳴ってしまった。
怒鳴るのが似合わないコスプレ姿で。
「うわぁ……男の子だねえ」
「真、煩い。じゃれてただけ。そんなに可愛い姿で怒鳴るのやめて。合ってないから。」
「うっ……ごめんなさい。」
まんまと姉ちゃんに言いくるめられた。
てかじゃれてあんなことするか?……普通はしないし……
てゆうか昔から姉ちゃんには勝てた試しがない。
必ずボコボコにされて負けた。……本当、女って怖い。
「てゆうか真クン。それって……女装?」
「えっ……あっ……」
パッと我に返るととんでもない姿を晒していることに気がついた。
Twitterは本当の顔も出してないし、面とも向かってないから恥ずかしくないが今は面と向かっていて、いずれは本当の顔もバレてしまう。
……てことは物凄い恥ずかしいんですけど!
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