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どっちが嘘つき?
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「嘘つきはお前だろ?」
今までに出した事の無いような低音が出た。
「お前が泣いてるのが嘘泣きだって事、俺は知ってる。」
弁当箱を包み、立ち上がる。
「りっ…くん…。ちが…」
「違わねーだろ。知ってんだよ。お前を見てれば直ぐに分かる。」
「俺、先に帰るわ。」
「りっくん、待って。りっくん!」
泣き叫ぶ波人を置いて教室の方へと歩みだす。
頭が沸いている俺は何も考えず、ひたすら教室まで歩いた。
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