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怖いから…怖いから!
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鍵を閉めて、俺の方を振り返る。
「りっくん、もう逃げられないからね?」
不気味な笑みを浮かべている。
「は?」
「まあ、いいよ。僕の部屋に行こう?上なの知ってるでしょ。ほら早く。」
言われるがままに階段を上り、奥にある波人の部屋へと進む。つくと波人は紳士のようにドアを開けて、俺を誘導してくれた。
また鍵を閉める。
この前遊びに来た時には鍵を閉めなかったのに、と疑問に思う。
「本当にもう逃げられないから。」
波人が謎の行動をとる一方、窓は開いていて心地良い春の風が舞い込んでくる。
「お前、一体何をする気だ?」
「…。」
聞いたのだが、質問に答える気は更々無いらしく、俺に背を向けて何かを探している。
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