アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
授業中 ~慎太郎と涼太の場合
-
今の時間は自習なのだよ。
確か、征たちの所も自習と言っていたのだよ。なにもやらかさなければいいが。
「緑間っち~。全然わからないっすよ」
「なぜこんな簡単な問題がわからないのだよ!」
「仕方ないじゃないっすか~。俺、モデルっすよー!」
「知らないのだよ!お前は人事を尽くしてないのだよ!」
「人事を尽くしても出来ないことはあるんすよー」
「あるわけないのだよ!さっさと解くのだよ!」
「ところで緑間っちは気づいてるっすか?」
「なにがなのだよ」
「征っちが黒子っちのこと好きなことっすよー」
「?!?!黄瀬、お前誰から聞いたのだよ!」
「あっ!その様子じゃ気づいてたんすね♪」
「違うのだよ。今日の昼休みに征から黒子に告白すると相談を受けただけなのだよ」
「?!?!そっそうなんすか~。征っちは手が出るのが早いっすね」
「あぁ、黒子も大変なのだよ」
「そうでもないっすよ~!黒子っちも征っちの事好きなんすよ!そんで、何故知っているのかというと、黒子っちからの相談があったんすよー!」
「?!?!黒子も変なのを好きになるのだよ。それで、どんな相談だったのだよ」
「それがね、すごかったんすよ!黒子っちの相談は、男同士の恋愛は変か?だったんすけど、征っちの行動力がすごかったす!まさに人事を尽くす!なんすよ!」
「そんなにすごいのか?部活ではあまり関わっていないが」
「部活では、でしょ?休日がすごかったんすよ!一緒に映画行ったり、ご飯食べたりとそりゃもうノロケ話かと思ったほどっす!他にも手は恋人繋ぎで、黒子っちの熱を測るときには額と額をコツってあわせたりとか、付き合ってない方がおかしいって思っちゃったほどっす!」
「そうなのか」(手は打ってあると言っていたがここまでとは。すごすぎなのだよ)
「そんで、俺がチョービックリしたのが黒子っちの反応なんすよ!」
「黒子の反応?」
「そうなんすよ!あんだけ恋人みないなことしてたら普通、自分の事好きなのかな?って思うじゃないっすか?けど、黒子っち思ってるだけでいいとか言ちゃってるんすよ!黒子っちドが付くほどの鈍感なんすよ!」
「確かに。黒子はしっかりしているが抜けているとこがあるのだよ」
「まぁ、どっちにでも頑張ってほしいっす!」
「そうだな」
~授業終了の鐘~
「あぁ~。やっと終わったっす!」
「お前は、話していただけなのだよ!」
「気にしないっすよ~」
「はぁ~」
「部活に行こうっす!」
「あぁ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 73