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呼び出し2
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僕は倉橋さんが呼び出した通り、放課後校舎裏に来ています。
「ごめんね。待たせた?」
「いえ、今来たところですよ。それで、お話とは?」
倉橋さんは、今まで聞いたことのない低い声で 言った。
「黒子くんってさ、邪魔なんだよね」
「・・・・・どういうことですか?」
「だってさ、私、こんなに可愛いし美人なんだよ?なんに、キセキの皆は黒子、黒子って黒子くんばっか。おまけに征くんは、テツヤ、テツヤ、教室じゃいつも一緒だし。」
「はぁ。それがどうかしたんですか?後、征くんの事を名前で呼んでいいんですか?」
「いいのよ。それにね、あんた今から嫌われてもらうし」
「え?」
そう言って、倉橋さんはスカートのポケットからカッターを取り出して自分の手首にあてがって切った。そして、これでもかというほど叫んだ。
「きゃァァァァァァァァァァ」
僕は、嵌められたんだと悟った。ここは、校舎裏だが体育館など人がたくさん入るところに近いのですぐに人が集まってきた。
モブ「どうしたんだ?」
「ヒッ....クッ、黒子君が話があるって.....呼び出されて来たら.....ヒックッ.....告白されて断ったらカッターで....手を・・・」
モブ「まじかよ。黒子、サイテーだな!!」
モブ「ああ、マジサイテーだわ」
そんなところに、彼らが現れました。
「どうかしたんすか?」
「なにごとなのだよ。」
「どうしたんだ?」
「なんかあったの~」
そして、その場を一瞬で静かにしてしまう声が一つ。赤司征十郎。
「どうかしたのか?」
モブ「赤司!!!黒子が倉橋に告白してカッターで手首を切ったんだ!」
「そうか。黒子、本当か?」
僕は、横に首を振ってやっていないということを告げた。
「僕は、やってません!!」
「な、んで、そんな嘘をつくの?」
そう言って、倉橋さんはまた、泣き出した。
「そうか。黒子、やっていないんだな。」
「はい!!!」
「あたまえっすよー!黒子っちそんな人じゃないんすから!(告白とかしたら、一生監禁レベルッす)」
「そうなのだよ。黒子は、そんな奴じゃないのだよ(告白など、死を覚悟しなければならないのだよ。)」
「そうだよなー!!テツは、俺の相棒だしな!!」
「そうだよ~、だって黒ちんわたあめだもんね~」
皆さんは、僕を信じてくれました。とても嬉しいです。約一名おかしなことを言っていますが。
「なんで!?私、きづ、つけられた、のに?ヒッ....クッ...」
倉橋さんは、演技が上手だな。と思っているとさっきまで、ざわざわしていたのにそれを沈めるほどの威圧感。僕のいとおしい人の声が聞こえた。
「何故?愚問だな。それは、テツヤが僕のものだからだ」
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