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狗神の呪い。
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あらすじ。
【大和はとても礼儀正しかった。】
ズズズっと、大和の背中から黒い尻尾が這い出てきた...!!
『ぬっ!?神太っ!!!』
空神が何かに気づいて、僕に覆い被さるようにして僕を守った。
その瞬間。
ドッ!!!!!
...と、部屋が大きく縦に揺れ、空神が低く唸った。
『空神ぃ...久々かー?』
軽々しい口調で空神の名前を呼ぶ声の主は...どこだ。
空神の肩から少し覗こうとしたら...。
「...」
『やぁ!小童!!』
そう言って、目の前に現れた...
黒い前髪で目が見えなくて、
獣の耳が上に突き出て生えて、
空神と同じように...黒い着物を着た男。
「うわぁぁぁああっ!!!???」
『変な大声出さないでくれよ~...なー?やーまーとっ♡』
そいつは、語尾に♡がつくような口調で大和に抱きついた。
「狗神...人間いびりも大概にしろよ...?」
大和は、鋭い目つきでそいつを睨んだ。
『やはり...こんな悪趣味な挨拶は貴様しかおらんのぅ...狗神よ。』
『あったりめーじゃーんw』
へ?
狗神?こんなヘラヘラした奴が...?
「...ぃ......ぉぃ...!」
小さな声で大和が僕を読んでいた。
「なんだよ...?」
「少しお前と話がしたいんだ...神様同士でなんとかできないか...?」
なんとかって言ってもねぇ...
「空神ぃー」
『なんだ?』
「少し狗神と二人だけで話しててくれ。」
『...うむ。』
うわー...すっごい嫌そうな顔してんなーw
罪悪感も胸に抱えながら、僕と大和は客間を後にした。
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