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瞳の中の水晶。
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あらすじ。
【どうすれば光姫様が涙を流さなくてすむのだろうか。】
『っ...こんな......人の子に...!』
「光姫様...!
僕は、空神の事が好きです。
諦めるなんてできません。
でも...光姫様も諦めないでください!!」
空神は僕だけを見てくれている訳じゃない。
そんなことわかってる。
だからなんだ。
諦めて欲しくない。
他人のエゴで幸せになんて...なりたくないし、なれないんだ!!!
「だから...!」
『......ふふっ...。
お主は本当に...っ...面白い子だな。』
光姫様が笑った。
僕に向かって。
「っ...!!」
嬉しい...!!
すごい嬉しい!!!
『...光姫。
この子の気持ちに答えてやるか?』
大御神様が僕の肩を引き寄せ、光姫様の前に立たせた。
「...っ。」
やや目が腫れてて。
本当に泣いていたのだと、改めて見せつけられる。
『......そうじゃな。
このところ、退屈じゃったからな。
こんな長い時間だ。
たまには人の子に言われるのも悪くない...。』
「...ならっ!」
『......よろしくな。
強く純粋な人の子よ。』
光姫様は。
今度は白い歯を見せるように大きく笑った。
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