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狐のぬくもり3
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あらすじ。
【空神来ちゃった☆】
コン様に抱きしめられながら空神を見ると。
『稲荷神...っ、きさまっ!!』
一言で言うなら世界の終わりが来たような。
「うわぁぁぁっ」
僕は助けを求めるように、コン様にしがみつく。
「コン様ぁあっ!」
『おお、よしよし。
あんな神より私にしなさい。』
コン様は優しく僕を抱きしめ返す。
この上ないドヤ顔と共に。
『なっ!神太っ!?』
『ほぉら。
神太はあたしの方が好きってさ~』
そして、コン様は僕の顎を上に促すと。
「っんっ!」
『...っふ...』
口を強引に重ねた。
『っ!!』
空神は目を丸くした。
「...っ...むっ」
『ん...ふっ...』
『稲荷ぃ...っ!』
ミシミシと、コン様の社が音を立てる。
「っは!空神!落ち着いてっ!」
『あら、キスはまだ終わってないのにぃ。』
名残惜しそうな声をコン様が言う。
「空神っ!落ち着いてってば!」
でも、空神はコン様を見たままで。
僕の方を見てくれない。
『...しかたないわねぇ。』
コン様はそう言うと、手から炎を生み出す。
青く、蒼く。
見惚れるほどの怪しげな炎。
俗に言う、狐火...なのだろう。
「わっ...」
『アタシはぁ...喧嘩をしに空を読んだんじゃないのよ?』
『その呼び方で呼ぶなと、なんど言わせる。』
ああ...険悪なムード...。
どうしたら、この状況を打破できるのだろう。
と、僕が考えていると。
コン様が思わぬ行動に出た。
『ぁ、空~。
あんたにおすそ分けしてやるよ...んっ』
『んむっ!?』
口付け。
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