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いつも通りの俺達
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――――ピピピピッピピピピッピッ…
今迄と違う一時間早い時間に目覚ましがなり響く
眠気眼のまま頭の方に置いてある目覚ましを切り青年はまだ眠りから覚醒していないような声色で呟いた
「…今日から高校生…実感ないなぁ〜…眠い…」
眠そうに閉ざされた瞼を擦りながら起き上がるのはこの春めでたく高校生になった
岡田 悠叶だ。
中学の時、憧れた様な大人で楽しそうな
キラキラしてドキドキして眩しい高校生活が
俺を待っているかもしれない
可愛い彼女ができたりするかもしれない
新しく仲のいい友達も出来るだろうか
高校生という新しい始まりに悠叶は胸を踊らせベットから降りた
しかし悠叶はそう思いつつも、そんな学校生活なんて俺には程遠いものだなとどこか遠く感じていた
リビングにつくといつも着ているエプロンを手に取る
慣れた手つきでエプロンをつけ、
台所に立ち朝ご飯の用意をする。
悠叶の家は幼い頃から両親が離婚しており
母は出ていき父は毎日仕事であちこちへと飛び回っているため悠叶は
妹と弟の面倒はそれなりに見てきた。
そんな悠叶の苦手なものは料理――実は凄く下手だ
簡単なものでも何度も練習しなきゃ作れないけど、
それでも何度か作ってればそれなりに食べれるモノは作れるよね…!?
一応体に悪い影響はないはず…うん…
悠叶はそんな頼りなさそうな事を考えていた
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